ナイトメア・ビフォア・クリスマス、見ました。

上映後、女子からは拍手が起こり「可愛い~!!」の声が、
男子は「腰痛い」「首痛い」「おはよう」の声が。

個人差はあるだろうと思ってましたが、ナイトメア・ビフォア・クリスマスがつまらないなんて、
贅沢すぎです。普通に面白いのに。
具体的な面白さで言うと100デビルマンくらいです。

これは最高につまらない映画=デビルマンを1デビルマンとし、
数字が大きくなればなるほど面白いとする換算方法です。(http://homepage3.nifty.com/hirorin/devilmaneiga.htm参照)



デビルマンは本当に酷い映画でした。
なんていうか、全てが酷い。

つまらなかったの?って聞かれますが、それは確かにつまらなかったですが、
つまらないとかそういう形容をこえています。

素人目で見る限り、どう見ても良い所が一つも無いというか……。
私は諸事情により半分しか見れなかったのですが、半分で良かった。

他の方の感想を見ていると「これは本当に二時間なのか?」「拷問だ。あと15分も続いていたら死んでいた。
などなど、二時間という枠を感じさせないボリュームに仕上がったようです。
私も一時間しか見ていませんが、三時間くらい見させられたような気がします。


まず役者の演技が酷すぎます。
初主演・初映画・初演技というのはちょっと……。

一年間の準備期間があったようですが、身体を鍛えたりするのみで、
演技は全くやらなかったようです。
鍛えてもあれかと思えるようなガリッガリの身体つきでしたので、
そんなことしてる間に演技指導でもすれば良かったんじゃないか。と思ってしまうのですが。

私は(幸いにも)見ていないのですが、
「あーおれでーもんになっちゃったよー」はすでに伝説のようです。

叫ぶシーンでも「あああああ」と、
ゲームなんかで適当決められた主人公の名前(私も聖剣3のケヴィンを諸々の事情によりケヴィああああにしてしまいました)の如くやる気のない腹筋も使ってないだろう怒鳴り声。
別の意味で鳥肌立ちました。


あと脚本が酷い。
途中から見たのに話を掴むのに全く苦労しませんでした。
全部説明口調だから。
今何がどうなっているのか。どうしてそうしたのか。
全部登場人物が説明してくれます。時に主役が、時にボブサップが。

豪華出演陣は本当に意味が無かったと思うのですが……。

あと繋がりがさっぱり分かりません。
だから登場人物の心情が分かりません。あれだけ説明口調なのに。
豪雨のシーンの次がいきなり突き抜けるような青空だったりと、(繋がったシーンです)この人らは前後の繋がりなんてどうでもいいのだろうか。といった感じです。

このほかにも3秒前に言ったことをころころ忘れる人達の集まりのようで、
ヒロインが「私は魔女よ!なめんな!」→5秒ほどで敵に簡単にやられる→「私魔女じゃない…助けて…」
自分の発言には責任を持とう。って習わなかったのでしょうか。

100人いたら99人がつまらなかったと答えるであろうこのデビルマン。
東映にお金を落とさないためにも、いつか地上派で晒されるときが来たら、
是非見ることをオススメします。
生きる希望がなくなります。